出直しの富山戦はスコアレスドロー。連敗を止めたものの、勝ち切るのは難しかった。そんな試合だったように思います。
この日は前節で手応えのあった3バック、藤本選手を頂点に置いた3-4-2-1のフォーメーション(見方によっては3-4-1-2?)を採用、より中央志向にした新布陣でスタート。前節で指摘した通り、3CBは熊本戦と同じセットで、右にイサカ・ゼイン選手、左に今シーズン初出場の吉田選手という組み合わせでした。
結果的に、今の山形にはこのシステムの方がしっくりくる印象がありました。カウンターを受けても3人が残っており、守備の安定感は格段に向上していました。また、ただ回すだけのポゼッションではなく、明確に前へつなぐ意識が見られ、ロングボールも単発ではなくサポートが伴うシーンが多かったように思います。ただ、点だけが取れなかった……そんな試合だったように思います。このブログでも何度も触れていますが、点が取れるかどうかは多少の運も必要です。それでも、攻撃の形は多く作れていたと評価したいと思います。
個人的には渡邊監督の進退がかかった一戦と思っていたのですが、変えるべきところを変えて、効果的な手を打ったといえるのかなと思います。いまだ、最後のカンフル剤としての監督交代論は消えないとは思いますが、なんとか、このやり方で反転攻勢につなげていってほしいと思います。
今シーズン初出場となった小西選手は、少し危ないシーンもありましたが、全体的にはさすがのプレーぶりでした。緩急をつけたプレーは健在で、勝利につながらなかったのは残念でしたが、次はさらに良くなるでしょうし、楽しみです。
さて、なかなか難しい状況が続きますが、ここからホーム連戦となります。中3日が続くことで、選手起用も難しくなるとは思いますが、しっかりと勝利という結果を手にしたいところです。やるべきことをしっかりとやれば流れは変わる!(はず。)
採点です。

Grokさんの感想です。
2025年4月29日、明治安田J2リーグ第12節でモンテディオ山形はアウェイでカターレ富山と対戦し、0-0のスコアレスドローに終わった。山形の視点からこの試合を総括すると、守備の安定感で勝点1を確保したものの、攻撃の停滞と決定機の欠如が目立った一戦だった。反省点を交えて振り返る。
試合は序盤から富山のハイプレスと素早い攻撃に押される展開となった。Xの投稿で「山形がハイプレスに苦しんでいる」との声も見られたように、富山の積極的な寄せに対し、山形はパスミスを誘発され、ボール保持でのリズムを作れなかった。前半、山形は4-3-3を基調に、イサカ・ゼインや阿部崇士を中心とした守備陣が奮闘。富山の鋭い攻撃をしのぎ、ゴール前での粘りで失点を防いだ。しかし、攻撃面ではディサロ燦シルヴァーノや高橋潤哉を軸にしたチャンスメイクが少なく、シュート数は限られた。ロングボールを試みる場面もあったが、サポートの動きが不足し、ゴールに迫る形はほぼ生まれなかった。
後半も富山の勢いは続き、山形は守備に追われる時間が長かった。カウンターを狙う意図は見えたが、富山の堅い守備ブロックを崩せず、パスやシュートの精度を欠いた。終盤にはややオープンな展開となり、両チームとも決定機を迎えたが、山形はゴール前での冷静さを欠き、得点には至らなかった。守備陣の集中力でクリーンシートを達成したものの、攻撃でのアイデア不足がスコアレスに直結した。
反省点として、攻撃のバリエーションとゴール前での積極性が不足していたことが挙げられる。富山のプレスに対し、パスのテンポを変えたり、サイドを効果的に使う工夫が少なく、単調な展開に終始した。Xのファンからも「攻撃の形が作れていない」「ゴール前での動きが欲しい」との指摘があった。また、少ないチャンスでの決定力不足も課題で、シュート精度やラストパスの質の向上が求められる。守備面では安定感を示したが、攻撃と守備のバランスをより高める必要がある。
総括すると、山形はこの試合で守備の粘りと組織力で勝点1を確保したが、攻撃の停滞が響き、勝利を逃した。守備の安定は今後の自信につながるが、チャンスメイクとフィニッシュの精度向上は急務だ。ホーム連戦を控える中、シンプルで効果的な攻撃パターンを構築し、ファンに勝利を届ける試合を見せたい。このドローを糧に、次戦での躍進を期待したい。
では、また。
ホームで出直しましょう。

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