選手と戦術とメンタルの変化=4連勝? 対栃木 監督コメントへの感想と個人的な試合振り返り。

モンテディオ

4連勝。6試合負けなし。我々には素晴らしいGWとなりました。疲労もあるにも関わらず内容も伴った結果を出し続けている選手を頼もしく思うばかりです。
監督コメントと共に試合を振り返ります。(質疑はほとんどありませんでしたが)

2022J2リーグ第14節栃木SCvs.モンテディオ山形
モンテディオ山形の試合日程・結果を掲載。

Q.前半はリードしたこともありますが、攻撃のところは後半と比べるとやや低調だったと思います。そこの評価と、後半の修正点を教えてください。

A.まず前半のところ、試合はコントロールしながら戦えていたと思いますし、その中で自分たちがボールを持ち、良いチャンスも前半の中で作れていたと思います。その中で、相手を突き放すような2点目を取れたかもしれません。
ハーフタイムにビデオなどを見ながら、自分たちの攻撃をどう良くしていけるか、もっと上手くできるようにするにはどうしたらいいかを確認しながらやれたと思いますし、全体的にチームのパフォーマンスもいいものが出せたと思います。
選手たちが試合の中で本当に努力をして、強度をしっかりと出して、エネルギーも出してくれたことを誇りに思います。
今日ここに多くの山形サポーターの方々がいらしていただきましたけれども、彼らがホームのような雰囲気を作ってくれたと思っています。
そして彼らを笑顔で返せるように、試合に勝利した選手たちを誇りに思います。

 モンテディオ山形オフィシャルより

 
 私的もクラモフスキー監督と同じく、前半先制点を取ってからは基本的には無理せず栃木を高いインテンシティーをもってコントロールできていましたし、失点の匂いは全く感じることなく試合を進めることができていましたと感じています。連戦ということもあり、無理して2点目を取るよりはまずは相手を抑え込むことにプライオリティーを置いたと見えたのですがどうなんでしょうね。デラトーレ選手の2点目が決まっていたら、ほぼ終わっていた試合に私には見えました。

 最終的に、結果として1失点しましたが、直後の明らかなギアチェンジや、最後まであきらめない気持ちも見え、非常に今後につながる試合になったと思っています。私的には同点で終わっていたとしても、この連戦を考えると悪い結果ではないと思って見ていました。なので尚更チアゴアウベス選手の決勝点は痺れました。

 あとは我がサポータの力ですね。私個人としては遠方から念を送ることしかできないのですが、会場での後押しが結果につながったのは間違いないところです。ホームで仙台にジャックされ、仙台の準ホームと言われて悔しい思いをしていたころが懐かしい・・。クラモフスキー監督はまだ山形の声出し応援を聞いたことがないでしょうから、早く聞かせてあげたいですね。早く声出し解禁にならんかなぁ・・

 戦術の話を。山形の戦術の基本4-2-3-1の2DMFと山田康太選手のトライアングルが重要であることに異論がある方はいないと思います。この底辺を司るDMFのポジションはアクシデントがないかぎり南選手と藤田選手が勤めていました。
 ただ、この数試合をみると現状のDMFの組み合わせは小西選手と藤田選手がベターであると断言します。小西+藤田では、小西選手がコントロールして運動量のある藤田選手が前に顔を出すという基本的なやり方になります。ただ、小西選手自体も運動量のあるタイプなので、一人での打開することもできれば、守備の際にはすぐにボールホルダーにチャレンジすることができる。その間に藤田選手や山田康太選手が戻れるので守備も安定する。ドリブルで散らせるし、早いボールで展開もできる。
 今後は小西選手はレギュラー定着で誰と組ませるか、あとは試合の流れでどうするか、という方針になるような気がします。もちろん藤田+南の組み合わせも捨てがたいですし、贅沢な悩みです・・。

 また、ここ数試合DFから相手SBの裏やCFめがけてのロングボールの比率が明らかに増えました。どのケースで蹴るか、という約束事までは理解はできないのですが、ポゼッション一辺倒ではなく、裏抜け目指したロングボールもある、と相手に思わせることはいいことです。戦術の幅の広がりを感じます。

 あとは・・・メンタル、この4連勝というか、強さを見せ始めたきっかけは町田戦での山田康太選手のゴールだったように思います。あのゴールでチームが一丸になったというか、勝つことを求める強いメンタルを持ち始めたような気がしてなりません。勝利への意思を10番が見せてくれることが何より重要だったのかもしれませんね。

 あとは気になったことをつらつらと・・・
・栃木はいいチーム
 栃木はしっかりと組織され、ベクトルが前を向いている素晴らしいチームでした。監督コメントにも見える通り、クラモフスキー監督もこの試合を楽しんでいたことをうかがえます。レベルは全く違いますが、リバプール-マンCでクロップとグラウディオラがお互いに敬意をもっているようなイメージでしょうか。試合後のクラモフスキー監督が栃木の時崎監督に話している時間が長かったのは、そのようなことを伝えていたのではないかと推測します。

・後藤選手のミス
 もちろん論外のミスなのですが、切り替えてリカバリーをして、クロスにはパンチングで難を流れたかに見えましたが、きっちり詰めていた矢野選手を褒めるしかないですね。反応する時間もなかったように見えました。これまで本当に安定して高いレベルでプレーしている後藤選手ですので、反省しつつも切り替えて次節に臨んで欲しいと思います。このレベルのキーパーはいないですよ。なかなか。

・デラトーレ選手
1得点ながら、2回の決定機逸。
と、負ければ批判の対象になるところですが、ゴールを決めておきながらも彼の日ではなかったということなのかもしれません。ただ、ポジショニングについては正解の所にいたり、入ってきたりしていましたので、レベルの高いFWであることは間違いありません。
 また、意外と言っては失礼なのですが、恐ろしく守備意識が高い。これはありがたいです。ミスしても戻ってくるし、無駄走りも厭わないし、選手からの信頼も得ているに違いありません。まだまだこれからですね。

・山田拓巳選手
 一時は負のスパイラルに落ちてしまった時期もありますが、昨日の試合については及第点のパフォーマンスでした。特に攻撃面では前線からの裏狙いのパスも正確、ポゼッションもミスもありませんでした。ディフェンス面では苦戦するところもありましたが、本人は望まなくも両サイドバックもできるバックアッパーとして貴重な存在であることを示しました。さすが我らが偉大なるキャプテンです。(1試合ごとにくるくる評価は変わるスタイルですw)

さぁ、高望みをしてはいけませんが、せっかくなので、GWグランドスラムの5連勝と行きたいところです。日曜日、今度は晴れて1万人だ~~。いいGWの締めくくりになりますように。

では、また。
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