山形:対熊本 監督コメントへの感想と選手の採点・寸評。”選手の見定め中。2022シーズンはまだ準備段階”

モンテディオ

2022シーズン第2節。まずは待望の初白星。
監督コメントから内容を振り返るとともに、選手の採点・寸評を思うがままに書いていきたいと思います。

2022明治安田生命J2リーグ第2節第2日ロアッソ熊本vs.モンテディオ山形
モンテディオ山形の試合日程・結果を掲載。

どの局面におきましても非常に良いパフォーマンスだったと思います。
その中で、自分たちの攻撃や自分たちのやりたい形も出来ていたと思います。ゲームの中で守備においても強く出来ていたと思います。
攻撃においてもチャンスをつくることが出来ていましたし、取れそうなところもあったと思います。

~中略~

Q:後半17分に左右MFを同時に代えました。この狙いを教えて下さい。

そのときに自分たちにエネルギーが必要だと感じたところがありました。その中で出てくれた選手たちがすごく良い仕事をしてくれたと思っています。
しかしながら、うちのチームは一人の選手に頼るのではなく、全体でチームとしてパフォーマンスを出せるように自分たちの仕事をすること。そしてチームでのパフォーマンスを出し続けていくことだと思います。
今日サブで出た選手たちも非常に良く戦ってくれたと思っています。

モンテディオ山形オフィシャルより

 点とってなんぼだろう!という方は満足してないでしょうが・・・・・。
 予想に反してボールを持たれて守備にまわることが多い試合で、我慢してしっかり守ったうえで3点取り、基本的には危なげない試合をしたということでいうと、私はある程度評価するべき試合だったと考えています。
 早いタイミングで点を取ったため、相手が前がかりになって守備的になるのは理解できますし、熊本は想像以上に足元がしっかりしたいいチームでしたので、今の段階でこれ以上望むのは贅沢に思います。(勝ったから言える。)
 ただ、選手選考ということでは、まだまだ手探りな感じであることも否めないと感じました。

 さて、試合を振り返ると、前半はシステムを4-4-1-1というよりは4-2-3-1にしてサイド狙いを明確にして、相手の3バックの横をめがけて徹底したロングボール。
 これが実に効果的で主導権を握ることが出来ました。4バックのチームが3バックの横を突くのは基本中の基本ですが、主導権を握れたことは良かったです。横山選手や加藤選手がいい形でボールを受ける時間が続き、相手のミスとはいえ、欲しかった1点が労せずに手に入りました。
 サイドから押し込むというプランと結果がかみ合った1点と思いますし、そこは評価していいと思います。

 この試合のハイライトはなんと言っても3点目。半田選手のスローインから、藤田ー半田ー山田康ー国分ー木戸ー河合ー山田康ー山田拓と完璧に崩して、山田拓選手のシュートにきっちり詰めていた国分選手のゴール。
 これは素晴らしかったですし、みんなでとった、今後の起爆剤となるゴールでした。

 で、評価できる点もあったからこそ、悪かった(気になった)点もあります。
 開幕から2節連続で先発出場した横山選手と木村選手、それと去年から引き続きDMFでコンビを組む南選手と藤田選手の出来がいまいちということです。(プロなので、悪いところは悪いと言うスタイル)

 横山選手は縦の意識が強すぎるのか、それしか武器がないのか・・・。右SHでありながら、山田康選手と半田選手との連携が全く取れていないという印象を受けます。
 仕掛けられなければやり直しをするしかないため、攻撃の厚みというものが全く感じられません。今後も引き続き使うようであれば、縦一本で極めるか(難しい)、周りと連携を深めることが急務です。ただ、プレースタイル的に中が見れないのですぐにはしんどいかなぁ、、という感じがします。すぐに横山選手が対応できるようになればいいのですが、すぐに解決できないのであれば、選手選考を考えなければなりません。
 ただ、これで良しという考え方ーーー”前半横山選手で縦で後半は河合選手で横”ーーーもあるので、この辺はクラモフスキー監督の今の考え方を聞いてみたいところです。

 次に、木村選手については連携云々の問題に見えます。厳しいことを言えば、J1昇格を狙うJ2チームのレベルに達してないと感じます。守備の不安定さ、ポゼッションの不正確さ、、緊張であればいいのですが・・・・2試合経っているので、先発出場で残される時間はそんなに多くありません。野田選手との違いを見せることができなければ、変えるしかないと思います。期待していますので、奮起してください!!

 で、DMFの2人については、強みであるはずのボール回しが去年から引き続き不安定です。いい時にはビシビシ相手に入れていたものが、これくらい、、というややあいまいなパスが目立ってしまう印象です。去年の実績からできることは分かっているので、気を引き締めて頂きたい。DMFは山形のサッカーを司る重要なポジションです。いい選手が控えていますので、うかうかしていられませんよ!!

 という訳で、開幕2戦を終えましたが、収穫と課題が見え隠れする2戦となりました。勝ったからこそ課題を解決してくださるよう祈っております・・

最後に選手採点です。

後藤 雅明 6.5 セービング、スローイング、キックと非常に高い技術に裏付けられる安心感。胸当たりを下からすくうようにキャッチするのが若干不安と言えば不安。
★DF
半田 陸 5.5 パスミス等もあり、本来の出来には遠く及ばない。横山選手との連携も無し。後半、河合選手、国分選手の登場によりしり上がりに改善。こんなもんじゃない。
吉田 朋恭 6.0 ターレス選手相手に粘り強い守備で勝利。前節の課題であった、ポゼッション時のポジショニングの低さも修正し、左サイドから攻撃の組立に貢献。今後もまだまだ面白そう。タイプの違う山田拓選手との戦術的使い分けの目途が立つ。
木村 誠二 5.5 決定的なボールロストと失点してもおかしくないハイボールへの目測誤り。不安定な守備と軽率なボールロストも目立つ。こんなものではないと信じたい。奮起と成長を期待。
山崎 浩介 6.5 ※MOM  木村選手のミスからの被決定機を防ぐ。不安定な木村選手のカバーをしつつも己は盤石でクリーンシート達成。MOM。

★MF
藤田 息吹 5.5 南選手とそろって低調な出来。パスミスも目立ち、攻撃の核となれず。奮起を期待。
南 秀仁 5.5 藤田選手と同じく信じられないパスミスをするなど、ボールは引き出すものの不安定。明らかにもっとできる。
加藤 大樹 6.0 相手のミスから来た決定機を逃さず山形2022初ゴール。序盤はサイドを制圧するも、徐々に有効なボールが入らなくなるが、吉田選手とともにターレス選手の封じ込めに成功。
横山 塁 5.5 序盤はサイドで自由にボールを受け、良いクロスを出すも、時間が経つにつれて対策された。中へのプレーが欲しい。まだまだ。

★FW
山田 康太 6.0 心配されたコンディション不良は全く杞憂に終わる。オウンゴールとはいえ、ゴールに結びつくクロス。あと一歩でのゴール。何より守備に攻撃に走り回り、フィジカルをベースをした強さを発揮。62分のボール奪取、切り替えは真骨頂(見るべし)やっぱり山形の新10番はこうでないと。
藤本 佳希 6.0 初先発ながら、ボールも引き出し、先制点をアシスト。前線からのプレスも効果的。

★SUB
河合 秀人 6.0 途中出場から明らかに流動性が向上。左も右もどちらでも行けるとことを見せ、3点目に絡む。先発でもいいのでは?
國分 伸太郎 6.0 途中出場ながら3点目のゴールを挙げる。河合選手とポジションチェンジを繰り返し、縦に慣れた相手を混乱させるボール回しを主導するなど大人なプレーを見せる。
山田 拓巳 6.0 得意のオーバーラップから3点目のアシスト(つくのかな?)、終了間際にはあわや一発レッドも。
木戸皓貴 5.5 開幕戦の先発から途中出場へ。3点目に絡む。点を取りたい気持ちは理解するが、点差を考えると、もう少し下がってボールを受け、ポゼッションに参加するべき。
岡崎建哉 採点無し クローザーとして短時間ながら出場し、無事に試合を終わらせる。出ることが重要。個人的には先発で見たい。
★監督
ピーター・クラモフスキー 6.5
熊本3バックを前半での2得点で攻略。ボールを持たれた前半以降も無理に動かずに我慢する。両サイド同時の選手交代も適切。先発選手の選考に悩む日々は続きそう・・・

この試合ではまだまだ気になったところがありますが、今日はこの辺で。(無駄な長文・乱文ですみません・・・・)
では、また。

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