対新潟 監督コメントとゴール期待値への感想、個人的な試合振り返り。

モンテディオ

 必然の大敗・・・こんな言葉がぴったりくる0-3の敗戦。負けなしの記録も途切れて、ある意味、すがすがしささえ感じてしまいます。山田康太選手、藤本選手の不在が大きく影響したことは否めませんが、それを言うと、新潟も選手5名を変えてのこのパフォーマンスですので、言い訳をすることは適切ではないでしょう。
 監督コメントとゴール期待値への感想と個人的な試合の振り返りを行いながら、課題と解決策を整理していきたいと思います。

2022J2リーグ第19節アルビレックス新潟vs.モンテディオ山形
モンテディオ山形の試合日程・結果を掲載。

■総括
2つの良いチームがベストを尽くした良いフットボールの戦いだったと思います。今日、新潟さんは勝点3に値しますし、チームとしても、そしてここに今日2万近いお客さまが入っていて、クラブとしてもすごく良くやられていると思います。
パフォーマンス全体をみても、前半にチャンスはありましたけれども、そこで決め切ることはできませんでした。その中で新潟さんはしっかりとチャンスを作って決めきりました。ゴールは試合を変えると思います。
自分たちは追いついて試合をひっくり返すためにゴールを奪いに行こうとしましたが、鍵となる場面で新潟さんに2点目を決められてしまい、新潟さんが勝点3を奪う形になってしまいました。
自分たちとしては、メンタル的に変わることはなかったと思いますし、その中でサブの選手たちが自分たちのベストを尽くして試合に出たときにインパクトを残そうと戦ってくれたと思います。
選手たちが非常によく取り組んで自分たちのメンタリティを出して戦ってくれたことを誇りに思います。
今日のゲームをしっかりと自分たちの教訓として、それぞれの局面で学んでいければ良いと思っていますが、結果が出ず残念に思っています。また、多くの我々のサポーターが駆けつけてくれて、彼らに勝点3を送ることができずに残念に思っております。
しっかりとここから自分たちがもっと強くなって帰ってこられるようにしたいと思います。

モンテディオオフィシャルより。

 クラモフスキー監督がいうように、0-2になるまでは、お互い変なミスも少なく、J2とは思えないほどにレベルの高い、エンターテインメント性も高い好試合でした。
 監督コメントからも、この試合に関しては完敗を認め(認めざるを得ない)、改めて強化への決意を新たにしたような気がしましたので、良しとしましょう。トップ3チームが抜けた感じもしますが、まだまだここからですよ。プレーオフや降格もあるので、まだまだ厳しいシーズンは続くでしょう。

続いて、ゴール期待値。

J2 第19節 新潟 vs 山形 ゴール期待値
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もう、完敗ですね。10分過ぎが國分選手のヘッドだったと思うのですが、可能性を感じたのはこれくらいだったと思います。

あとは、気になったことをつらつらと書くところですが、今日は山口戦と新潟戦で顕著になった山田康太選手、そして藤本選手不在が引き起こした問題と改善提案を。
その問題は”両SHの個で突破する力が足りず、CFが孤立する”ということです。
 山田康太選手であれば、個の力で前にパスを供給することができます。(ドリブルはまれですよ。)藤本選手であれば、個で運ぶことができます。河合選手も頑張っていることは認めますが、アタッキングサードで正確なパスを前線に供給する能力は残念ながら足らず、攻撃の質を上げていくことができません。デラトーレ選手はフィニッシャーなので、(決定力?)そこまで期待はできない。むしろいい形でボールがはいる回数を増やしてあげないとならない。

 山田康太選手不在であれば、前線への運びはSHにやって欲しいところなのですが、
加藤選手:スピードはあり、守備では重宝するのですが、裏抜けとフィニッシュ特化のため、幅を取ってから中に入ったり、自らが突破する能力に欠ける。
國分選手:周りを使って生きるタイプ。深い位置からの低いクロスの精度は高いのですが、加藤選手と同じく中には入れない。ご存じの通り、個の突破力はありません。
 と、加藤、国分選手ではどちらも難しいという状況になってしまいます。(山田康太選手、藤本選手がいれば、問題ないんですよ。要はバランスです。バランス。)

で対策案なのですが、2つあります。
①AMFの並びを左:チアゴアウベス選手(河合選手)、真ん中:國分選手、右:新垣選手(加藤選手)とする。
②システムを完全なる4-4-2に変更して、デラトーレ選手と鈴木選手を組ませる。

まず①。
 これはチームのコンセプトを変えずに、より中を意識した構成にするため、右利きを左SHに、左利きを右SHに。ということです。ようは、樺山、山田康、中原と並べた去年に戻せ、と言っています(笑)
 中を意識させないと外は使えないので、わちゃわちゃやって、中を意識させたところで、外からSBが入ってくればいいのです。これは即効性がありますので、是非検討頂きたく。
 ②についてはコンセプト自体変えてしまう代物になるのですが、完全なるCFを2名にして、より中で勝負する数を増やそうという単純な理由です。トップ下のポジションは置かずに、SHやDMFが自由に使います。山田康太選手が戻ってきたら左SHに置けば問題なし。ただ、このやり方をクラモフスキー監督が好きかどうか、というのは分かりません・・・

など、負けたからこそ、取れる改善はありますので、躊躇せずに変えて頂きたいものです。

では、また。
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