今日は攻撃の話です。今年ちょっと攻撃力が落ちていると思っていると思うあなたに。（私もですが。。）
千葉戦で浮き彫りになった”2022シーズンの我らが山形が点を取るために必要な要素”を考え抜いた挙句・・・
・持っていなかった。
・試みた、が十分ではなかった。
・使えなかった。
・これから積み上げる。
という4つのキーワードで課題を整理して、改善点を提案していきたいと思います。（今日は、選手の良し悪しは一旦おいておきます。。）※いつもながら異論は大いに認めるスタイル。
では早速、、
1.持っていなかった
これは、試合後感想でも書きましたが、”高さ”です。鈴木国友選手はベンチにも入っていませんでしたし、パワープレーをするような展開でもなかったですし、策として持ち合わせていなかったということになります。
これの解決策は単純に高さのある選手をいれるだけなので、監督次第。私は使える高さがあるのであれば、それを放棄する必要なないので、サブでも入れておくべきと思います。
2.試みたが十分ではなかった。
これは、ミドルシュートです。引いた相手に有効なのは言うまでもありませんが、試みたのは南選手の2本だけでした。当然ながらミドルを打つことで相手は止めに来るのでギャップができる可能性もありますし、ディフレクションなどの”なにか”が起きる可能性もあります。
できれば、山田康太選手ももっと積極的にミドルを狙っていくべきだと思いますし、おのおのが意識を持つだけなので、次節からでも改善は可能です。
3.使えなかった
これはサイドハーフのドリブル突破です。
せめて1枚でもはがせればよければ、クロスにもう少し角度をつけ、点をとる確率が上がるのですが、残念ながらドリブルで突破することはできませんでした。
千葉戦の加藤選手・横山選手では、引きこもった千葉のディフェンスをはがす力は無かったということになります。これは個人技術の問題なので、もっと高めるか、それができる選手を入れなければ改善できません。
4.これから積み上げる
最後に、これから積み上げる・・・ですが、これは2022シーズンの山形が目指しているであろう、固められても相手をはがすためのグループ戦術です。
去年までであれば、DMF陣が積極的に前に顔を出すことでパスの選択肢を増やして攻撃していましたが、今年はある程度守備を重視して、むやみに前に出ていかないやり方を取っています。（安定して引き分け以上を積み上げるために、これはこれで正しい）そのため、効率的に点を取るためにDMF、SB、SH、FWからなるグループでの攻撃パターン（１つではない）を確立することが不可欠です。
文字に起こすと、
・だれがサイドに開くのか、SHなのか？SBなのか？トップ下が流れるのか。
・その場合、縦に行くのはSBなのか？トップ下なのか？FWなのか？
・SHは中にカットインするのか？その裏を突くのはSBなのか？CFが流れるのか？そのスペースを埋めるのは逆サイドのSHなのか？DMFが飛び込むのか？
というようになり難しいのですが、
今の山形の右サイドで言うと
①横山選手がサイドに張り付いた時に、山田康選手が近寄ってパスコースを作る、勝負するかしないかは横山選手次第、半田選手は横山選手の後方に構え、パスが来たらダイレクトに山田康太選手に私、山田康太選手もダイレクトで裏に抜ける横山選手に渡すか、藤本選手にダイレクトに渡すか、個人でミドルや突破を狙う。
②横山選手が中にカットインして、裏のスペースを半田選手が狙う（去年よく見られた中原-半田ライン）。
などでしょうか。
あえて文字で書きだすだけでも組み合わせは多々ありますが、その中から使える組み合わせを数多くつくり、安定して繰り出していく必要があります。選手個人のサッカーIQも重要。
当然、何度も何度も練習して高めていく必要がありますし、クラモフスキー監督がよくコメントする、”約束ごとをしっかりとやる”というところにつながっていくんだと思います。
熊本戦の3点目でその片鱗は見せてくれましたし、今後はそんなシーンをどれだけ作っていくかが、勝ち点が”1″なのか、”3なのかに直結していくように思います。
さて、４つの要素を上げましたが、この要素が多ければ多いほど、高めれば高めるほどゴールを奪える確率は上がります。（楽ではないのは知っている。）
相手を押し込み、カウンターの心配をなくしてから、約束事に沿って相手を崩し、点を取る。おそらくはこれが2022シーズンのスタイルでしょう。守備は安定していますので、相手に殴るチャンスすら与えず、一方的に殴り続ける試合を見たいものです。
では、また。（いつも通り乱文・長文ですみません。）
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